ベストポットとは?
「土鍋」というワードを聞いただけでご飯2杯はいける、土鍋大好きマンのメンチカツヲです。
今回は蓄熱・無水調理器の「土鍋のbestpot(ベストポット)」をレンタル出来る貴重な機会を得ましたので、編集部の山田君とわたくしの2人で使用感をチェックしてみました。
まずはベストポットを5項目で簡単にご紹介↓
1.ベストポットを作る「中村製作所」は、航空宇宙産業の部品加工にも携わるスンゴイ会社
2.蓄熱&無水調理が出来るのでガスの使用時間がグンと減る&食材の旨味がドバーッ
3.阿蘇山の火山灰を使用してるので遠赤外線放射率が高くなり、より一層(゚д゚)ウマーになる
4.気になるお値段は税別21000円~33000円(大きさによる)と結構お高め
5.IHは使用できないついにIH対応されました!!
今回お借りしたのはベストポットの中では一番小さいサイズの16㎝(1.5ℓ)1人~2人分用。
ちなみに他のサイズは・・・
- 20㎝(2ℓ)
- 25㎝(3.4ℓ)
- 25㎝ shallow(2.7ℓ)
単身用、そしてカップル用からファミリー用まで合計4種類のラインナップがあります。
重さは最小の16㎝でも意外と重くて、本体が1.1㎏・蓋が1㎏の合計2.1㎏。

ちなみに使用する前の2人の感想は・・・

良さげだけど値段高くね?

IH対応してないのか…
と、ちょっとネガティブ寄り。(ついにIH対応機種が出ましたー!!)
2万~3万の価格ラインなら自動調理器のクックフォーミーが買える!もうちょい頑張ればヘルシオのホットクックの下位機種なら手が届く!
そんな微妙な値段なんすよね・・・
ま、なんにせよ使ってみないと分かんないもんね!という事で作ってみましたYO!
ちなみに事務所のキッチンはIH仕様なので、メンチ家の非常用ガスコンロを持ってきて作りましたYO!(2019年12月17日現在IH対応済みです!やったね!)
ベストポットでシチューと白いご飯に挑戦!

何作りますかね~とか言いながらダラダラと付属のレシピブックをめくってると・・・山田君が、

こういう調理器具のポテンシャルをはかるなら「ご飯」と、「肉か魚入りの煮込み系」を作ってみるのが一番っすよ。
と神提案。
やるなー。猿みたいな顔してるクセに・・・
という訳で、ベストポット公式HPのレシピページにのってる「ふっくらご飯」と、付属のレシピブックにのってる「ビーフシチュー」に決まりました!
早速調理開始!
ふっくらご飯

元のレシピはこれ→ふっくらごはん
- 白米:2合
- 水:400cc
米を研いでザルに上げて20分おく(お好みの時間で)
BESTPOTに研いだ米と水を入れて30分間浸水させる(お好みの時間で)
強火で日火にかけ て、蓋の脇から白い泡が出てきたら火を止める
蓄熱調理で20分おいたら完成!

普通の炊飯器で炊くよりもほんの少し手間だけど・・・
ガスの使用時間が6分間だけだったってとこは買いポイント。(白米2合の場合)
ガスボンベ(電気・ガス)の節約になります。
お次はシチュー。
ビーフシチュー

- 牛スネ肉:500g
- 塩:小さじ1
- 胡椒:適量
- 赤ワイン:200ml
- 人参:1本(乱切り)
- 玉ねぎ:1個(くし切り)
- トマト:3個(くし切り)
- マッシュルーム5~8個
- ローリエ:2枚
- ジャガイモ:2個(角切り)
- サラダ油:適量
- バター:20g
- 小麦粉:大さじ3
肉はスーパーで安いのを購入。
「安い肉がどのくらい柔らかくなるのか?」
そこに注目です。
野菜をそれぞれの切り方でカット。肉は4~6等分にして塩コショウする。
ベストポットを強火にかけてサラダ油をひき、お肉投入。表面に焼き色をつける
焼き色がついたら赤ワインを入れる
沸騰5分。アルコールを飛ばしたら一旦鍋から出す
ベストポットに油をひいて人参・玉ねぎ・トマトを入れて全体をなじませる
なじんだら炒めた赤ワイン+肉とマッシュルーム、ローリエを入れる
蓋をして60分間煮込む
その隙にブラウンルーを作る。フライパンにバターと小麦粉を入れ、中火で10分~15分小麦色になるまでジックリ炒める(キャラメル色になったら完成)
肉が柔らかくなったらジャガイモを投入して蓋をして10分間おく
ブラウンルーを煮汁を入れてよく混ぜ合わせたら鍋に投入
蓋をして粗熱がとれるまで蓄熱調理したら完成!



結構手間が掛かったけど良い感じに仕上がりました。
ベストポットで作った料理を試食!

では早速シチューから。
野菜から旨味成分がドパドパ出てます。でもその分ちょっと味が薄めですね。若い人向けに作るならもう少し塩分があった方が良いかも。
でも無水調理の能力が高いのはなんとなく分かりました。
お肉の柔らかさは・・・?

箸で切れる❤
柔らかいし食べやすいし、安い肉を美味しく頂けるのはちょっと得した気分。
といっても、作る手間とか考えたらシチューに関しては10点満点中7点くらいですかね。
ベストポット買いたいぜー!!とはまだならないっす。
山田と2人で「15000円くらいならアリっすね~」とかトークをしながら、ほぼ2人同時に白いご飯をパクッと食べた瞬間・・・
2人の脳味噌に雷が落ちたみたいな衝撃が!
白いご飯によって・・・
僕らの運命の歯車が・・・
動き・・・
出した・・・

って思わず来週に引っ張りたくなるほど・・・
米がうまい。
シチューの存在を忘れるほど米がマジでうまい(シチューも普通に美味しかったんすけどね)
その辺の土鍋で炊くご飯よりも美味しいかも。
炊飯器に関しては小姑のようにうるさいあの家電マニアの山田君が感動するレベルなんで、これは相当ハイレベルだと思います。
シチュー食べてる時は、

もうこの2品でレビュー終了で良いっすよね~
とか言ってたけど急遽変更。
もっと色んなご飯が食べたい!という訳で・・・
「ベストポットで作る!美味しいご飯ランキング」
スタートです!
ベストポットで作る!美味しいご飯ランキング
「ベストポットの炊飯能力の高さ」をさらに掘り下げていく為に、普通の白いご飯以外の「ご飯ものレシピ」を4種類選び、美味しい順にトップ5ランキングを作ることにしました。
っていうか…
あの白米の味を思い出すだけで失神しそうになる…
また食べたい!

あ、ごめんなさいね!続きに参りますね!
ベストポット公式HPのレシピページから、2人で選んで合計5レシピが決定。
そのラインナップがこちら↓
- 特別枠:白米
- メンチ推し:牛めし
- メンチ推し:秋刀魚ご飯
- 山田推し:シーフードカレーピラフ
- 山田推し:赤飯
ご飯のジャンルがバラけて良い感じになりました。
まず一番簡単そうな「お赤飯」からスタート!
簡単お赤飯

元のレシピはこれ→簡単お赤飯
- もち米:2合
- 小豆:50g
- 水:500ml×2
洗ったもち米を30分浸水し、ざるにあげて水気を切る
ベストポットに小豆と水500mlを入れて火をつける
沸騰したら火を止めて蒸らす。10分間たったら茹でこぼす
再び水を500mlを入れて沸騰したら火を止める
蓋をしたまま20〜30分おいて蓄熱調理させる
時間になったら小豆とゆで汁300mlに分けておく
ベストポットにもち米・小豆・茹で汁300mlを投入
鍋を強火で火にかけて、蓋部分から泡が出てきたら火を止める
余熱で20分。そのまま置いて蓄熱調理したら完成!



調理時間は1時間30分くらい掛かりました。
白米よりも若干手が掛かる感じですかね。面倒くさ~までは行かないレベル。
簡単お赤飯を喰らう

もち米を使ってるんで当たり前っちゃー当たり前なんだけど・・・
それでも言わせてください・・・

弾力がすっごい!
普段は赤飯食べないけど、週2.3くらいのローテーションで食べても良いかも。
山田君は赤飯大好き!しかも赤飯のおにぎりが大好物なんで、自分で握って食べてました。可愛いヤツだぜ!顔は猿みたいだけど!

米が甘いッス。赤飯をおかずに赤飯3杯いけそうッス
ちょっと何言ってるか分かりませんが、なんとなく気持ちは伝わりましたね!
では評価に参りたいと思います。
ちなみに評価は☆5ポイント制で、一番☆の数が多いものが優勝となります。
評価の説明
- 調理時間:短い方が良い。短ければ短いほどポイントが高い
- 調理難易度:簡単なほどポイントが高くなる
- 味:美味しければ美味しいほどポイントが高くなる
- 総合:その名の通り総合評価
- 調理時間:★★★
- 調理難易度:★★★★
- 味:★★★★★
- 総合評価:★★★★
という訳で簡単お赤飯は☆4つでございます!
牛めし

牛めしは白いご飯の上に牛丼の具をかけるだけのシンプル料理。
白いご飯はさっき手順をのせたので割愛します。
元のレシピはこれ→牛めし
- ごはん:140g
- 牛肉(切り落とし):140g
- 玉ねぎ:80g
- 青ねぎ:適量
- 一味:適量
- 水:120ml
- しょうゆ:40ml
- 酒:30ml
- みりん:30ml
- 砂糖:大さじ2
- しょうが:細切り 10g
ベストポットに水・しょうゆ・酒・みりん・砂糖・しょうがと玉ネギを投入。中火で5分煮込む
さらに牛肉を入れて10分間煮込む
火を止めて蓄熱調理で10分間煮込み、最後にネギをふりかけたら完成!

材料もシンプルだし作るのも簡単!30分で出来ました。
牛めしを喰らう

改めて白米うま!!
牛めしの具は若干薄味だけど、肉が汁を吸いこんでよーく味が染み込んでます。
スーパーで買った安い肉とは思えない柔らかさ。
ご飯がモリモリ進むぜ!!

僕は濃い目の味が好きなんだけど、ご飯の旨味を感じるにはちょい薄めくらいのが良いのかも。
最後に入れたネギのシャキシャキした食感がとても良い。正解。
材料も作り方もシンプルで簡単。米炊き時間を入れずに牛めしの具だけなら30分で完成します。
- 調理時間:★★★★
- 調理難易度:★★★★★
- 味:★★★
- 総合評価:★★★★
という訳で牛めしの総合評価は☆4つ!
シーフードカレーピラフ

元のレシピはこれ→シーフードカレーピラフ
- お米 :2合分
- たまねぎ:1/2個(粗みじん切り)
- シーフードミックス:1.5カップ
- カレー粉:大1
- ケチャップ:大1
- チキンコンソメ:1個
ベストポットに研いだ米・水・その他材料を全て投入して30分間おく
強火で火にかけて、蓋の間から泡がプクプク出てきたら火を止める
20分間蓄熱調理したら完成

材料が少なく手間も少ない。掛かった時間は1時間5分でした。
シーフードカレーピラフを喰らう

炒めてないからピラフというかカレー味の炊き込みご飯って感じっすね。やっぱりこれもちょっと薄味っす。
ちょっとだけ出来たお焦げが美味しいし、エビやイカなどシーフードの食感が食べてて楽しいけど・・・
普通に美味しいって感じかな。またこれを食べたいぜ!!って感じにはならなかったっす。

まあまあっすね
では評価に参ります。
- 調理時間:★★★
- 調理難易度:★★★★★
- 味:★★
- 総合評価:★★★
材料と手間が少ないのは良いけど味はイマイチ(個人的な感想です)ということで、☆3つでした!
後日談:余ったカレーピラフの残りを持って帰った山田君が、家で市販のカレールーをかけて食べたところメチャクチャ美味しかったそうです。
ふっくら秋刀魚ご飯

元のレシピはこれ→身もごはんもふっくら~秋刀魚ご飯
- 米:2合
- 水:400ml
- 顆粒だし:小さじ1.5
- 酒:大さじ1
- 醤油:小さじ2
- 塩:少々
- 生姜:一片(千切り)
- 秋刀魚:2尾(水洗いをして水を切り、包丁で切れ目を入れる。塩を振って手で馴染ませてから10分置く。余分な水気を取って半分にしてグリルで焼く)
- ごぼう:1/2本(ささがきにして酢水にさらす)
- 椎茸:2個(軸も一緒にスライス)
- 舞茸:1/2パック(丁度良い大きさに手でほぐす)
米を研いでザルに上げて15分間置いて水切りする
米と水をベストポットに投下。30分間吸水させる
ベストポットに下ごしらえした材料を全て投下。中火にかける
沸騰したら火を止めて蓄熱調理→完成!


下ごしらえに時間が掛かったので、調理時間はトータルで1時間30分になります。
メチャクチャ良い匂いがするので食べるのが楽しみです!
秋刀魚ご飯を喰らう

秋刀魚はちょっと触っただけでホロホロと崩れます。
魚の小骨は柔らかくなって食べられるけど、太い骨は無理でした。
でも美味しい~!塩分も丁度良いです。
頑張って下ごしらえした甲斐がありました!
- 調理時間:★★★
- 調理難易度:★★★
- 味:★★★★
- 総合評価:★★★☆
という訳で、味は美味しかったけど作るのがちょっと面倒だったので☆3.5でございます。
ふっくらご飯

手順は前半に書きましたので割愛します!
ちなみに掛かった時間は1時間20分です。
ふっくらご飯


白米うま!
「性能が良い炊飯器」や「ちょっと高めの土鍋」で炊くご飯を色々食べ比べてきましたが、ベストポットで炊くご飯はそれらに負けない・・・むしろそれらよりも美味しいかもしれません。

おかず無しでも3杯いける!
では評価に参ります。
- 調理時間:★★★
- 調理難易度:★★★★★
- 味:★★★★★
- 総合評価:★★★★☆
総合評価は☆4.5です!
ベストポットで作るご飯ランキング結果発表
という訳で!
全部で5種類の試食が全て終了したので、☆の数と2人の独断で順位をつけました↓

2人ともぶっちぎりで白米に決定です。
カレーピラフや秋刀魚ご飯も普通に美味しかったんですが、ご飯そのものの味が楽しめる白米と赤飯の方が格別に美味しかったですね。
ベストポットまとめ

サクッと2品作って終わらせようと思っていたこの企画ですが、まさか全部で7品も作ることになるとは・・・(笑)
7品作ってみて2人が感じた「良い点」と「悪い点」をサクッとまとめました。
という事で僕と山田の結論としては・・・
美味しいご飯にこだわってる人は「買い」。しかも「即買い」レベルに良いっす。
そして買うなら汚れが目立たないし格好良い黒をオススメします。
でもIHの人は、僕らみたいにガスコンロなどを使う必要があります。そこがちょっとネックっすね。(➝IH対応したので完全無欠!)
以上でベストポットの使用レビューは終了です!
ちなみに米大好きの山田君は20㎝(2ℓ)の黒を買うそうです。買ったら白米の美味しい炊き方などレビューしてもらう予定。
僕の家はIHだし米より麺の方が好きなんで買いません。(IH対応したので考え中)
最後まで読んでいただきまして有難うございました!
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